うつ病は脳の神経の情報を伝達する物質の量が減るなど脳の機能に異常が生じていると同時に、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。脳がうまく働いてくれないので、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまいます。

何らかの過度なストレスが引き金になって起こることもあると考えられています。さまざまなストレスのうちで特に多いのは「人間関係からくるストレス」と「環境の変化からくるストレス」です。

日本では、100人に3~7人という割合でこれまでにうつ病を経験した人がいるという調査結果があります。さらに、厚生労働省が3年ごとに行っている患者調査では、うつ病を含む気分障害の患者さんが近年急速に増えていることが指摘されています。

うつ病の症状には大きく「精神症状」と「身体症状」があります。気分の落ち込みなどの精神症状だけでなく、身体の調子も悪くなるのがうつ病の特徴です。精神症状として、気分が落ち込む、憂うつ、理由もなく悲しい気持ちになる、何の希望もない。 興味や喜びの喪失などがあります。身体症状として睡眠の異常(不眠または睡眠過多) ・食欲の低下または増加 ・疲労、倦怠感 ・ホルモン系の異常…月経の不順、性欲の低下、勃起の障害などがあります